期待のVAIO

いよいよ登場しました。おそらく、これこそがモバイル環境で求められていたパソコンなのではないかと思います。


サイズ、キーボード、重さ。素晴らしいですね。そしてデザイン。これも大切。
OSがWindowsVistaという点が、唯一残念です。せっかくメモリを2ギガ積んでいるのですから、XPにしてほしかったですが、これはソニーの戦略だろうと思うのでしょうがないですね。
このマシンがヒットすれば、XPモデルのオプションも出てくるかもしれません。

現在のTaday

いろいろ試行錯誤しながら、今はこうなっています。

しょっちゅう使わないソフトもありますが、画面一杯に埋まっていると、やっぱりPalmらしくていいなあと思ってしまいます。OSはWindows Mobileですが。
ちなみに、Todayに表示させていないソフトで、頻繁に使うソフトはキーボードショートカットに割り当てています。たとえば『Notes』は『Ctrl+N』といった具合に。
やっぱり好きですねえ、Treo750

ポケット・コマンド(cmd.exe)

Palmとはいえ、中味はWindowsCE。やっぱり使ってみたいのが本音です。コマンドプロンプト。つまり、ポケット・コマンド『cmd.exe』です、
かつてモバギを使っていた頃、ことあるごとに活躍してくれてたのがBATファイルです。
さて、Treo750(WM6.0)で使えるコンソールはあるでしょうか。
ネットを探しまくったら、ここに見つかりました。『pocketcon.rar』というファイル。
早速インストール。その後、レジストリをいじります。

    • -

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Drivers\Console]
"OutputTo"=dword:0

    • -

以下、スクリーンショットです。

おおー!懐かしのアイコン!!
起動するでしょうか。

成功です。

ちゃんと動いています。



すばらしい。

ひとまず終了コマンドを打ち込みます。
さて。
ここまでは良かったんですが。
残念ながら、Treo750(WM6.0)には合わないようですね。
Treo750をソフトリセットすると起動直後こんな画面がお出ましになりました。

『OK』ボタンを押せば消えますが、その後またこんな画面が出てきます。

やはり、無理みたいです。

削除は、インストールしたファイルをリネームしてから削除するとうまくいきます。でも、おすすめできませんのでインストールしないほうがいいと思います。

整った検索環境

Palmの良さはいろいろありますが、なにより検索が強力ということがあげられます。たとえば『港区』という語をキーワードに検索すると、文章中まで全て検索してくれますので非常に便利です。
これはいわゆる『Grep』みたいなものと考えるとわかりやすいです。というか、Palmには初めから『Grep』が実装されているということですね。
TungstenCPalmOSなので、Palmの強力な検索機能を存分に発揮してくれます。
Treo750も、同じPalmの検索機能がセットされています。キーボードの白ボタンを押しながら左下にあるシフトキーを押すと検索ソフトが立ち上がります。そして、検索したいキーワードを入れるとTungstenCのように、文中までも検索してくれます。これは非常に便利。

しかし、難点もあります。ファイル検索をかけたいときには、ワイルドカードを使うことが多いですが、PalmOSには、もともと“ファイル”という概念がありませんので、そういう機能が備わっていません。
Treo750PalmOSではなくてWindows Mobile OSです。ファイルを扱うことが前提ですし、それが強みでもあります。ワイルドカードで検索したいときが少なくありません。
そんな時に便利なソフトを見つけました。
『Lemur Searcher』というソフトです。うれしいことにフリーウェアで、ここからダウンロードできます。

このソフトは、メインメモリから外部のメモリカードまで一括で検索できる機能があり、もちろん検索ディレクトリを指定することも出来ます。
これでますますTreo750が強力になりました。

Treo750で録音

以前からTreo750でMP3録音することについて、興味がありました。いくつか録音ソフトを使いましたが、どれもしっくりきませんでした。ところが、ようやく見つかりました。
『VITO Audio Note』というのが、それ。シェアウェアです。
カテゴリーとしてはボイスレコーダーということになります。音楽をまともにライブレコーディングすることは出来ませんが簡易録音機としてはそこそこ使えます。
現在は、日本のソフト販売サイトから購入できます。2,618円です。開発元の VITO Technologyからダイレクトに購入すると、6ドルです。今のレートで約600円。価格に圧倒的な差がありますので、私はダイレクトに購入しました。
なんとこのソフト、ネットを使ったアクティベーションがあります。カード決済後に送られてくるコードをTreo上で入力するとアクティベーション開始。すぐに認証されました。
ネットでアクティベーションなんて、デスクトップのソフトウェア、それも高価なソフトウェアくらいしか知りませんでしたので、なんだか驚いてしまいました。
さて、肝心のソフトですが、スクリーンショットの通りです。なかなか詳細に設定できます。インストール場所はメモリカードでも大丈夫で、その際はヘルプファイルも一緒にメモリカードへインストールされます。
日本語化出来るようになっていますので、そういった点もうれしい設計です。








2009年も、Palm

2008年末にはPalm社が新たなハンドヘルドを開発していないことがニュースになりました。そして、2009年にはPalm社の新しいOSが発表されるとか。
私は、そんなことはどうでもいいんです。申し訳ないけど。もちろん、Palm社にはがんばってほしい。会社も存続してほしいし、良い製品は出してほしい。しかし、私が今使っているデバイスTungstenCであり、Treo750です。まったく不満が無いとは言いませんが、でも、素晴らしいマシンです。私は、この二つのマシンに“出会った”のです。
例えは極端ですが、“女房”みたいなもの。そう言ってもあながち間違いではないです。女房は、完璧じゃない。不満も多くあります。こうだったらいいのにとか、いろいろあります。しかし、女房は、自分が惚れた女であり、自分の良いところも、悪いところも、なんでもわかっています。そして、私はそんな女房を、やっぱり信じている。相棒であり、戦友であり、仲間でもある。まあ、別の女の方がいいかも、と思うときはありますがね(笑)。それでも女房はありがたい存在です。
私にとってPalmTungstenCTreo750)は、そんな存在です。
会社では私はいまだにMacOS9でAdobe Illustrator 5.5Jを使っています。Photoshopのバージョンも6.0です。まったく支障はありません。新しい物がいいのではない。自分にあったもの、自分が本当にしっくりなじんで、自由に、心自由に使える相棒こそ必要だと思っています。
今でも万年筆を使う人がいるように、古いフォルクスワーゲン・ビートルやミニに乗っている人がいるように、道具は人それぞれ。自分にあった道具を見つけることがどれほど大変で、どれほど貴重なことか。
Palmに出会って人生が変わりました。同じ事がMacにも言えます。脱線しますがギブソンアコースティックギター、ホーナーの10ホールハーモニカもそうです。これは大げさではなく、自分の生活スタイル、仕事スタイル、それらが大きく変わりました。
これからもPalmを使い続けます。
2009年もPalm
私にとっては、これは自分が自分であるための、なくてはならない道具なのです。

Treo750のバッテリの持ち

Treo750のバッテリですが、普通に持つ、というのが正直な感想です。
通常の1200mAバッテリですが、電話せず、ウェブ(IEを使うということ)もせず、SMSは頻繁、MMSはたまに、という状況だと3日は余裕で持ちます。要するに、待ち受け状態でもバッテリ消費はそれほど激しくない、ということですね。
では電話とウェブをやった場合はどうか、といえば、これは一日しか持ちません。でも、この状況はTreoに限らず普通の携帯でも同じようなものです。私の経験上。
ちなみに私は、日本製の携帯電話は、約15年前から機種を変えつつ使い続けていますので、その経験上、という意味です。
なので、Treo750は、日本製の普通の携帯と同じようにバッテリがもつ、と考えて差し支えないだろうと思います。
出張などで遠方に行く場合は、さすがにバッテリ対策は必須です。でも、これもTreo750に限らず、現在携帯電話を日常必須としている方には当たり前の話でしょうから、Treo750に限りませんね。充電器、あるいは、予備のバッテリを持参するということで解決できます。
これからTreo750を買おうと考えている方にご参考になれば、と。